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ところてんってさとりのいっしゅだよね





 お久しぶりです。
どうでもいいけど、下二つのブログペットの更新はおかしいと思います。
せっかち過ぎだと思いました。
 さて、もう私が更新する理由は一つしかありません。
こりずに続編とやらを書いてみました。
相変わらずめっちゃ長いけど、もう批評とかそんなん気にしてたら始まりません。
 日本はサッカー頑張ってますね。
そのせいで行けると思わなくてみんな取らなかったチケットが大盛況のようです。
すごいですね。
 じゃあ後は追記に入れとくんで、勝手に編集しといてください。



 一学期、それが今まさに終わろうとしている。
そう表現するには早すぎる夏休み前。
教室はすでに一年で最長を誇る休みを前にだらけムードだった。
「高っちょ~夏はやっぱ海だよねぇ!」
 授業中であると言うのに、旅行パンフレットをこちらに見せながら話しかけてきたのはご存じカズタカ。
知らない人は『害虫』と覚えよう。
質量だけは豚並みだけどね。
「海ってどうすんだよ。お前ここ陸国だぞ」
「何言ってんの高っちょ」
馬鹿にしたはずの僕を逆に見下ろすようにパンフの一文を見せてくる。
「『リツカ島、この夏に是非訪れたい!そんな声にお答えして!』?」
 そこにはそんな風な見出しとともに、ツアーの内容が大まかに書いてあった。

「この夏を常夏の島で過ごそう!
みんな水着を来てはしゃいじゃえっ!

 7/20~30までの10日間の夢の世界。
送迎は最速を誇る『エンディロージェット』にお任せ。
皆さんの有意義な夏の時間を奪うようなことはいたしません。
 この機に是非、夏の島をエンジョイしてください。」

「へぇ・・・・よさそうじゃん」
「でしょっ!」
 こいつは下の金額欄を見たんだろうか。
たった10日で『百万』ってちっちゃく書いてあったぞ。
勝手に申しこんで勝手に破産しとれ。

 だがまぁ、そんな感じで全員が全員、目の前の夏を楽しみにしていたんだ。
担任からあんな言葉を聞く前までは。

 ***

 バベルタワーでの一戦を終え、今日でやっと一週間。
全身を襲っていた鈍い痛みは消え、すでに体調は完全に回復していた。
 そんなわけで僕はこの夏をどうすごそうかといろいろ脳内で考えていた。
「暑くなくて、だるくなくて、快適で、ネット環境の整った場所で過ごしたいなぁ」
そんな条件に当てはまるのは今のところ我が家の自分の一室だけだった。

 ところがだ。
直後に恐るべき事態、いや、イベントを知る。

「あー最近、めっきり暑くなって、もう夏のまっさかりとなってきましたね」
 朝のホームルームの時間に担任がそんな挨拶をする。
「そしてお待ちかねの夏休みがやってまいります」
「いえぇ!」
「おおおー!」
などと教室に歓喜の声があがる。
「だけどみなさん、忘れてはいけませんよ?」
 担任がいやーな顔をしてニヤリと笑う。
「一学期テスト、夏休み前にちゃーんとありますからね?」
「・・・・」
さっきまでの歓声が嘘のようにピタリと止む。
「テス・・・・ト?」
 この、生徒の誰一人として同じ能力を持たないこの学校で、全生徒対象のテストですと?
だいたい僕はそのテストどうすりゃいいんだよ。
『エンジェル』で受けろってか。
「いいですか?受からなければ勿論、夏休みの間補習へ行ってもらいますからね?」
おいおい、ますますどうすりゃいいんだよ。

 担任が去り、一時間目の準備時間になるとカズタカが寄ってきた。
「補習・・・・海・・・・どうしよう高っちょ!」
「いやだから海は・・・・」
「僕が落ちたら高っちょも一緒に補習受けてくれるよね?」
「・・・・あ、ああ、お前が谷から落ちて意識不明の重体に陥ったら受けてやるよ」
「いやそんときはお見舞いにきてよっ!?」
とまあ馬鹿話をしたりしたが、実際こいつ以上に補習に引っ掛かりそうなのは僕自身だった。

 朝からそんな不安要素があったせいで、一時間目はもう意識はそればっかりに向かっていた。
授業中に教師に指摘され、おろおろするだけで何も答えられず、如月さんにも笑われてしまった。
最悪だ。

 それからの2時間も、ほとんどそんな感じに過ぎていった。
僕はいつまでたってもウジウジと考え込んでいたのだ。
 カズタカの方は、というと、何やら夢の世界へ飛び立っていた。
「ふふ・・・・海だ・・・・砂浜だ・・・・ふふふ」
実に気持ち悪い。
 そんなカズタカを気の毒そうに見ていた木本が僕に話しかける。
「なぁ、カズタカはここで殺したほうがあいつの為なんじゃないか?」
「激しく同意の意思をしめすけど、ほっといてもくたばるからそっとしといてあげよう」
木本と意見が合うのは実に不快な感じだったけれど、カズタカに比べたらましだ。
そのまま周囲に醜態をさらし続けるがいいさ。

 ***

 帰り、めずらしくカズタカに誘われた。
「おいしい肉まん屋知ってるんだって!」
食に貪欲なコイツが、自分のお気に入りの店を教えるなんてことはめったにない。
お言葉に甘え、ついていくことにした。
旨いものでも食わないとやってられないしな。
 たどり着いたのはいつかの肉まん屋。
ここでこいつと別れ、カインに会ったのはついこの間だったりする。
「めっちゃうまいんだって!」
そういって早速2個購入するカズタカ。
流石にいきなり2個はなぁ・・・・と、1個だけ買ってみる僕。
 いや、これが本当においしかった。
あふれ出る肉汁は濃厚で、それでいてくどくなく、周りの生地にじんわりとしみ込んでおり全体が素晴らしい出来に仕上がっている。
「おいしい・・・・」
「ね?ね?」
 素直にこれは褒めれる出来だった。
だが問題なのはこの後だ。
こいつがタダでこんな店紹介するはずがない。
「で、僕に何して欲しいの?」
その言葉にカズタカの動きがビクンと震える。
「いやぁ・・・・あの・・・・」
わざとらしく目をそらし始める。
「こんな美味しいお店教えてもらったんだからさ、たいていのことはしてあげるよ」
その甘い言葉にカズタカは恐る恐る視線をこちらに戻す。
「ほんとに?」
「ああ、ほんとほんと」
確かにおいしかったしな。
また今度来たいと思えるしな。
ちょっとくらいこいつの『食べ物作戦』に乗ってあげよう。
「えっと・・・・落ち着いて聞いてほしいんだけど、今朝のリツカ島のツアーあったじゃない?」
「あったね」
「で、そんとき高っちょも『よさそう』って言ってたよね・・・・?」
「あれは流石に肉まんくらいじゃ一緒には行けないよ」
 なんてったって百万だからな。
こいつが勝手に行くのは楽しいが、僕も一緒に行くなんて楽しくもなんともない。
「え、えっと、一緒に行こうね?」
「なんでだよ。行かないって」
「え、えぇ・・・・」
 なんでこいつは僕と一緒に行けないだけで、こんなに悲しそうにするんだ。
そんなに僕と行きたいのか?海。
「あそこは無理だけど、どっかもっと近くて安いとこなら一緒に行ってもいいよ」
 流石にちょっと可哀そうになった僕は譲歩案を示してみる。
だがその言葉にも首を縦には振らなかった。
「リツカ島がいいんだけど・・・・」
「なんでだよ・・・・リツカ島に何があんだよ」
 ちょっとだけイラっとしてきた。
なんでそんなにその島にこだわるんだ。
「リツカ島っていうより、そのツアーに行かないとなぁって・・・・」
「ん?」
 ちょっと話が見えてこなくなったぞ。
ツアー?
リツカ島のツアーのことだよな。
「そのツアーに参加しないともったいないなぁって・・・・」
 あまりにそのツアーに固執するのでしょうがないから金額の件を教えてやることにした。
もうコイツが破産するのを見るとか以前にうっとおしい。
「カズタカ、あのツアーの金額知ってるか?百万だよ。百万。10日で百万」
これで諦めんだろ。
 だがカズタカは僕の予想のななめ上、はるか彼方を行っていた。
「いや、知ってるよ・・・・知ってるから問題なんだよ・・・・」
「知ってんだったら何でお前」
「あの後携帯で申し込んじゃったんだよ・・・・」
 おっと。
その後にあの金額のでかさに驚いたって訳か。
なるほど。
こいつは楽しい。
「え?まじ?頼んじゃったんだ?わー可哀s」
「二人分・・・・」

 はい?

「僕と高っちょの二人分頼んじゃったんだよ・・・・」
 いや、待て待て待て。
ここまでの流れをおさらいしよう。
 僕は帰りの時間、カズタカに誘われて肉まん屋に来た。
オーケーオーケーここまで問題ない。
 で、そこの肉まんがやたら旨かった。
これも問題ない。
 その後負債百万?
おかしいだろ。
どんだけ高いイベントだよ。
「お前・・・・何してんの」
「だって高っちょも『よさそう』って言ったじゃん!」
「意味がちげーよ!」
 僕が言った『よさそう』ってのはカズタカが良い感じに苦しみそうって意味だよ。
自分が参加してどこが『よさそう』なんだよ。
「ねぇ、諦めて高っちょも一緒に行こうよ、リツカ島」
「ふざけんな。お前絶対ゆるさねえ」
「に、肉まん!」
 馬鹿にしてんじゃねーぞ。
百万抱えなきゃいけない肉まんなんていくら旨かったって食べるものか。
いや、食べちゃったんだけどさ。
「高っちょー・・・・」
 くっそ。
こんなことなら最初から煽らなきゃよかった。
 いやまてよ?
頼んだのはコイツだ。
やっぱり僕は関係ないじゃないか。
カズタカが二百万を背負うんだ。
「は、はは、カズタカ、やっぱり僕は」
「頼む時高っちょの住所も書けって言われてさ、書いちゃってるけどいいよね?」
「シット!」
 絶望的じゃないか。
住所だと?
なんでこいつが僕の住所を空で言えるんだよ。
そんなことより授業内容覚えてろよ。
 今からバイトでも始めるか?
でも短期間で百万ももらえるバイトなんて・・・・。

 その僕の前に天使が舞い降りる。
正確には現れたというべきか、そこに『あった』というべきか。
電柱に張ってあったチラシが目に入った。
『急募!ありあまる体力をつかってみないか!?』
 丁度バイトをしようと考えていたところだったので、その下の文まで読んでみた。
『年齢は問わない。ただ己の赴くままに体力を使い、働くのだ!』
力仕事は向かない方なんだがなぁ・・・・。
『謝礼は夏休みまでで最高百万!こぞって参加してくれ!』
 おいおい。
何させるんだよ。
夏休みまでってあと半月だぞ。
それで百万?
ふざけてんのか。
ふざけてる。
でも、百万かぁ・・・・。
「よし、カズタカ。この仕事やってこい」
「え?高っちょも一緒にツアー行ってくれるの?」
「ぶちのめすぞ。この仕事やってこい」
「さらっとそんな不穏な言葉言わないで・・・・」

 そうやって僕はカズタカ一人をそのバイトの面接に向かわせた。
ふぅ、これで一安心だ。
後はあのカズタカに僕の分の百万を支払わせて、僕は夏休みを満喫するか。
 バイト?
無理無理。
あいつが稼ぐのは僕の分の百万だ。
 僕はそのままカズタカをほっといて家路についた。

 ***

 次の日のことは鮮明に覚えている。
『カズタカ』という生物をご存じだろうか?
その生き物は人の邪魔でしかない存在であり、全世界の敵である。
 ではここに、僕が体験した一例をあげよう。

 あの学校まで続く長い坂を汗を流しながら今日も通学した。
何で毎朝こんな苦行を繰り返しているのに僕の体系ときたらちっとも減少しないのだろう。
知らず知らずのうちに脂肪を注入されているんだろうか。
そんなSFファンタジーを空想しながら、この酷暑の中学校へとたどり着く。
 この時期、教室内は誠にありがたいことに冷房が利いている。
ふぅ、と一息ついて自分の机へと向かい、冷房のおかげで冷えた机につっぷす。
「生きかえるぅ・・・・」
 そうやって僕が一人、至福の時間を過ごしているところにヤツはやってきた。
「おはよう高っちょ」
そうやって暑苦しい体躯を揺らしながらこちらに近づいてくる。
元気なくそのままつっぷしていると、やつは何故か攻撃をしかけてくるので仕方なくむくりと起き上る。
「ああ、おはよう・・・・」
「どうしたの?元気ないねぇ」
 本人にとっては励ましのつもりなのだろうか、僕の肩めがけてその腕が飛んでくる。
それを一瞬のうちにはたき落して受け答えしてやる。
「それよか昨日のバイトどうよ」
「・・・・今ものすごいスピードで僕のt」
「バイトどうだった?」
「ああ、それがね!」
 一気にこいつのテンションが上昇した。
うるさい。
「なんか軽い質問とかがあっただけで、明日から早速来て、だってさ」
「やったじゃん」
 こんなやつでも受かるのか。
相当人手不足と見える。
「それで」
 何故だかわからないが、ここで言いようのない悪寒が走った。
行ってみればそれは、つい最近感じたような悪寒。
ようはデジャブのようなものだった。
「高っちょもあのツアーのお金必要だったよね?」
 ほら来たぞ。
僕の予想したとおりだ。
全く、かわらないなぁカズタカは。
はっはっは。
「一緒に登録しといたから、バイト」
「てめぇええええええええええ」
 朝の教室、皆誰もが早朝をお疲れで迎えていたところに、むなしい男の絶叫が響き渡った。

 以上が『カズタカ』という害悪に触れてしまったが故に不幸をかぶってしまった男の話だ。
ご理解いただけたであろうか?
十分に分かっていただけたのならば、僕はもう何も言い残すことはない。

 ***

 次の日。
僕は学校を早めに出て、カズタカと一緒にそのバイト先へと来ていた。
「ていうかこれ」
「うん」
 そこは僕がある程度思っていたような場所、建物ではなかった。
まさか自分がこの年でこのような場所でバイトするとは思えなかった。
「何て言ったらいいか」
「最初は僕も驚いたよ」
 荘厳とした、まるで外から入ってくる不審者を排除するかのような雰囲気を持つ門。
その門の奥にはいくつか建物が並んでおり、その敷地は想像することが恐ろしいほど大きかった。
「まぁ言葉にすると」
「『学校』なんですよねぇ」
 そう、学校だった。

 そこは隣の学区にある『国立律正中・高学校』だった。
この学校は中学、高校生を同じ敷地内に置いておくことが可能なマンモス校である。
僕らが通う春が丘中学の倍かそれ以上はあろうかというほどでかい。
 ここの説明は今のところこれくらいにしておこう。
そもそも僕はこの学校のことをよく知っているわけでもないしね。
それより疑問は
「ここで僕らは何するの?」
というものだ。
「高っちょ、こっちこっち」
 来るのはこれで二度目であろうに、まるで勝手知ったるかのように、カズタカが先陣をきる。
しぶしぶながら僕はこれについていくしかないわけである。

 たどりついたのは職員室。
普通事務室じゃないのかなぁ・・・・と思ったものの、カズタカがあまりにズンズン先に進むので言いそびれてしまった。
 またもごく当たり前のようにその扉を開いていく。
「失礼しまーす」
「し、しつれいしまーす・・・・」
コイツなんでこんな堂々としてられるの。
実はすごいやつなの。
 だが彼の向かった先はそこで終わりではなかった。
どんどん奥へ奥へと進んでいくではないか。
「一体全体どういうことよ・・・・」
 その奥にあったのは、想像に易いであろう、校長室だった。

 流石にカズタカといえども、その扉にはノックして入った。
お兄さん、カズタカにこんな常識があったなんてびっくりです。
「失礼します」
「し、っししつれいします」
 もう僕ダメダメじゃん。
「待っていたよ。おや、そちらの子が」
「昨日お話した『高原 徹』です。今日からお世話になります」
そこでペコリとお辞儀をする。
「ご、ご紹介にあずかりました、高原です。お、世話になります」
カズタカを見習ってお辞儀をする。
 カズタカの方がうまく、しっかりとした挨拶だった。
それに比べ僕のはどうだ。
こんなに屈辱的な日もそうないだろう。

 律正学校の校長との話は割愛する。
もう僕のあまりの緊張っぷりに涙が出てくるほどだ。
本当に冗談抜きで隣のカズタカの落ち着きように関心しっぱなしだった。

 要は『校内の問題児を対処してくれ』とのことだった。
なるほどね。
これほどの学校だ。
問題児の一人や二人、いてもおかしくはない。
僕らの学校ですら木本というやつが暴れていたのだ。
うん、おかしくないおかしくない。
 おかしいのはあちらの人選だ。
何で僕とカズタカなんだよ・・・・最初の面接で落とせよ・・・・。
何のための面接なんだよ・・・・。
 それなのにカズタカときたら妙にはしゃいでいた。
「一緒に頑張ろうね高っちょ!」
 僕にはもうこいつが大物なのかただの脳足りんなのか区別がつきません。

 とりあえず本格的な仕事は明日から、今日はその問題児とのコンタクトだけを取ることにした。
学校側も実のところ、本気でその生徒が大人しくなるとは思っていないらしい。
校長からは
「最高金額というのはそういうことなのだ。もともとあれは他人でどうこうできるわけでもなさそうだしのう」
とぼやいていた。
ますます不安が募ったのは言うまでもない。
 その生徒は高校生のようで、門から入って一番奥の校舎にいるようだった。
「2-A・・・・ね」
渡された紙を見ながら校内案内板を見る。
その教室は3階の一番奥にあるようだった。
「どきどきするね!」
などと隣でカズタカは言っていたが、僕はビクビクしていた。
こいつは肝が据わり過ぎだろう。
 それほど迷うことなく教室へとたどり着く。
丁度休み時間であったのか、中はいくぶんざわついているようだ。
「うーん」
どうしたもんかと考えるその脇で、またもカズタカはどんどん進んでいくのだった。
 ガラガラと扉を開き、中の生徒が唖然としている中、教卓まで歩んでいく。
そしてその場にある生徒欄のようなものをしばらく見つめ、がばっと顔を上げたかと思うと窓側の席を一つ指差して一言。
「『桂木 修司』君、廊下へ出てください」
 もうやめてくれよ本当に、まじめに。
別に顔見るだけでいいじゃん・・・・帰らせて。

 その男はジロリとカズタカをにらんだ。
目つきは細く、暗く淀んでいた。
髪は短髪の黒。
学校指定の夏服をだらしなく着こなしていた。
 勿論カズタカのそんな言葉に問題児が従う訳もない。
「・・・・」
無言で思いっきり睨まれただけだった。
 でもそんなことでへこたれるカズタカ君ではない。
「今日からここでバイトすることになりました。君を清く正しい生徒に」
ビュンという風切り音をと共に、カズタカのすぐわきを何かが投げつけられた。
「さっさと失せろ。ぶっ殺すぞ」
 見れば、後ろの黒板にぶつかって破損した、机が転がっていた。
何してんだおい。
「お、おおい!帰るぞっ!」
一目散にカズタカに駆け寄り、とっとと教室からでようとした。
 そんな僕らの背中へと、冷ややかな言葉が投げかれられる。
「消えろ」
それはひどく冷たくて、悲しくて、絶望しているように沈んだ声だった。
「失礼しましたー!!」
もう僕の足は意思とは関係なく動き出し、瞬く間にその場を後にしたのだった。

 とりあえずはファーストコンタクトは終了。
振り返ってみれば最悪の出来。
主にカズタカのせいで。
「何してんのお前」
 帰り道の商店街を、僕はもうふらふらで歩いていた。
肉体労働っていうかこれは精神を擦り減らす作業だ。
「何でいきなり喧嘩売られてんだよ・・・・」
「し、仕方なかったんだよ!」
「どこがだよ・・・・どうみてもお前の行動は改善の余地ありじゃねーか」
「過ぎたことを悔やんでも意味ないよ」
お前はちょっとは悔やめよ・・・・。
 とりあえず「悪かった」と言ったカズタカは昨日の肉まんを奢ってくれた。
一個300円の、普通にしてはちょい割高設定なのにな。
なかなかコイツも殊勝・・・・
「もうすぐで百万入ってくるからね!」
・・・・前言撤回。やっぱりただの馬鹿でした。
あんな第一印象でどうやってアイツを更生させるんだよ・・・・。
後、その百万は旅行費に消えるんだよ・・・・こんなことにびた一文も使えねえと思うんだけど。
 もう全部が全部悪い方向に転がっていくのが手に取るように分かる。
コイツの隣が世界で一番不幸なポジションなんじゃないのか。

 次の日である。
「じゃ、今日も行こうか!」
と、妙に元気なカズタカと一緒におしゃべりしていると木本が寄ってきた。
「なんだぁ、お前らバイトでも始めたのかよ」
「あー、うん、始めたというか、始めさせられたというか」
「んだそりゃ」
 とりあえずあらすじを木本に話す。
あらすじと言っても、カズタカが僕に与えた被害は事細かく、その場の心情もプラスして伝えた。
「ん、『律正』・・・・ねぇ」
「でさ、肝心の内容が『不良の更生』とかおかしいでしょ?」
「あそこにゃ『サイアク』が・・・・いや確かあいつは」
何やら木本は考え込んでいるようだった。
「どしたの?」
「いや、こっちの話しだ。で、誰を更生しようってんだ?」
 どうしてか木本の食い付きがなかなかよかった。
まぁ、不良のお話だからコイツと無関係とは言えないんだけどさ。
「『桂木 修司』・・・・だったよな?」
隣にいるカズタカへと確認を取る。
「『桂木』ぃ?おいおい、止めとけよそんな奴」
そのカズタカが返答する前に木本が大きな声を上げた。
「そいつのあだ名知ってんのか?」
「「あだ名?」」
僕ら二人は揃えて首をかしげる。
「『トリガーハッピー』ってな。通り名が確か”家族殺し”、だったか」
 ・・・・訳が分からん。
一学生の通り名”家族殺し”っておかしいだろ。
そもそも”殺し”て
「そいつ、数人殺ってんぞ」
「「・・・・え?」」

 とりあえず、その場で木本から聞いた話をまとめてみる。
『桂木 修司』は現在施設暮らしのようだ。
理由は「誰もかれもが彼の保護者になろうとしないから」らしい。
原因は彼の能力だという。
 彼の能力、木本が言った『トリガーハッピー』、は自分の周囲に自在に銃器を取り出し、放つものらしい。
モロ戦闘型である。
 そしてその能力をもって、実の親、その後の保護者を数回に渡り殺害、もしくは重傷を負わせている。
よって現在は彼を引き取ろうと言う数奇な人はおらず、なし崩し的に今の施設にいるという。

 木本はどうも引っかかるところがあるらしく、頼んでもいないのに桂木について調べてくれるそうだ。
「昔のツテでも当たってみるよ。お前らもあんまし深追いすんなよ」

 分かっております。
分かっておりますとも。
結局、僕らが出した答えはと言うと「続行不可能」。
このバイトは無理だ。
 そうカズタカと相談し、その帰り、断りのお話をしに律正へと向かった。
だが当の校長はというと、僕らと会った後すぐに出張で地方へ出かけたという。
つまり、止めたくても止めれない状況になってしまったということだ。
「やりやがったなあのクソ親父!」
昨日まで楽しくお話していたカズタカの現在の心境が上記である。
クソ親父とまでは言わないが、タヌキ親父といいたい気分ではあった。
 その日はもうやることがなくてそのまま帰宅した。
桂木と会ってもまた追い返されるだけだろうしね。

 それから数日は「桂木を遠くから観察して、ときどき用務員さんと一緒に校内掃除を行う」などをして流れていった。
あれから数回は桂木に話しかけて見たものの、そのどれもが軽くあしらわれてしまった。
カズタカや僕なんて、ちょっと暴力的な態度に出られたらもうすごすご引くしかない。
 そうやって過ごした数日後のことだった。
「おい、こないだのことだいぶ調べがついた」
木本がそう言ってきた。
「つーか、これ」
腕組をして渋い顔になる。
「知らない方が幸せっちゃあ幸せだぜ」
だが聞かない訳にはいかない。
概要はこうだ。

 元々律正学園は問題児が集まることで有名であった。
それも、成人していれば余裕で捕まるクラスの問題児がだ。
何故問題児が集まるのか、はこの際省略するが、ここ1,2年の内で律正にいるとされている問題児は2人『いた』。
 一人は木本が『サイアク』と称した『サイキック』。
そしてもう一人が今僕らが抱える大問題『トリガーハッピー』こと”家族殺し”桂木 修司。
 この二人に接点がなかったというとそうではない。
二人は同時期にあの学校へやってきたわけではなく、桂木の方が若干遅かったらしい。
けれど、桂木があそこへ転入してからと言うものの二人は常に一緒にいたんだとか。
 だが問題が起きる。
桂木 修司が校内において、その『トリガーハッピー』をもって『サイキック』を殺害したのだ。
同時に校内、主に職員らの間に、緊張が走った。
 そもそもその問題児らは学生であるがゆえにこの学園という箱庭にいるだけである。
それらの能力自体はバベルタワーに収容されている囚人らと何ら変わらぬ悪質さを持っている。
 教師らはもちろん焦った。
が、その焦りは空回りに終わる。
それ以降、『トリガーハッピー』は暴走していないのだ。
これから始まるであろうと思われた桂木 修司による学園に対する攻撃は起きなかった。

「だがまぁ、俺達にとっちゃあ学園の混乱なんざ問題じゃなかったんだ」

 そもそも律正と春が丘は勿論、律正はここ一体の中央に位置し、もっとも「近い」とされる学園である。
近辺のごろつき共はそれぞれが頭(かしら)を持ってその地域を制圧していた。
けれど全地域を制圧するのに必要不可欠である、ど真ん中が律正によって完全に守られていた。
故に、周囲のごろつきは思い切った勢力争いができなかったのだ。
それほどまでに律正にいる問題児らの力は桁はずれだったのだ。

「それまで一番やっかいだった『サイキック』が消えた。残るのは『トリガーハッピー』のみ」
問題であった律正の、校内での潰し合い。
周りが警戒していたのはその2名だけであり、そのうちの片方が消えた。
「連中は余裕で攻め入るはずだったんだ」

 だがそうはしなかった。
それには大きな理由があった。
 その『トリガーハッピー』が『サイキック』を殺した時、周りには10人ちょいのメンツがいた。
そいつらの証言が大きく侵攻を躊躇させた。
「あの『サイキック』が何もできずに『トリガーハッピー』の前に倒された」。
その言葉に近隣の頭らは戸惑わざるをえなかった。

「『サイキック』、まぁここでは『サイアク』としようか」
木本が苦い顔をして語る。
「何故『サイアク』と言われるか、それはそのままの言葉通りだからだよ」

 『サイアク』の能力は他の頭が総勢でかかってもものの数十秒でたたきのめされるほど強かった。
そこらの一軍隊よりもはるかに強大で、単一であるがゆえに機動性もあった。
 それほどまでに強かった『サイアク』を簡単に落とした『トリガーハッピー』。
そもそも律正に攻め入れなかったのがその2名を警戒して、という人数より能力への警戒態勢。
それが1人になったとて、警戒のレベルにほとんど変更はなかった。

 そうして現状まで律正は、どこの勢力に攻め入られることもなく今ここにある。
今のこの学園の平和を保っているのは、皮肉にも『トリガーハッピー』の凶悪さのみなのだ。
「まぁだからといって学校サイドも『トリガーハッピー』をのさぼらせるわけにはいかんわな」
そのための今回のバイトというわけだ。
「だがな、ちぃーとばかり面倒なことになりそうだ」
木本がそう続ける。
「これは一年前の話だ」
「一年・・・・」
「ああ、やつらもしびれを切らし始めた」

 『トリガーハッピー』はそれから一度も能力を使うところを他人に見られてはいない。
つまり、その『サイアク』を殺した瞬間からは何の音沙汰もなく平穏に暮らしていたのだ。

「ん・・・・だったらなんで律正はこのバイトを?」
「さぁね」
木本は首を振る。
「だがまぁ、仮にも問題児を抱える身として、外に『対処してる』っつーポーズが取りたかったんじゃねーのか」
だからあんなに校長もやる気がないのか。

 その『トリガーハッピー』はそれからずっと能力を使っていない、ではなく使えないのではないか。
一年前の『サイアク』殺し。
その時は「『サイアク』は何もできないまま死んだ」とされていたが、実はそうではなく、『トリガーハッピー』の能力を奪ったのではないか。
そんな話が出始めた。
 そこらのごろつき共に我慢がいつまでも続くわけがない。
いくら警戒レベルは下がっていないとは言え、1人では所詮何もできまい。
出来たとしても、こちらには数がある。
犠牲が出ても、負けることはない。

「そんな・・・・」
「ああ」
 つまり、律正の平穏はもう長くは続かない。
元々、桂木のような問題児は数はいない。
現状頼り(といってはおかしいが)になるのは桂木のみ。
そしてその桂木の能力も使えるかどうかあやしい。
 現に、この間初めて会ったときにやつは『机を投げ飛ばした』。
遠距離は『トリガーハッピー』の得意分野であるはずなのに。
「聞きかじった程度だが、おそらく明日の昼、一斉放火される」

 どうにか、できるか・・・・?
殺人鬼を遠ざけ、女神を退けはしたが、今回はどうやって切り抜ける。
 そんなことが柄にもなく脳を駆け巡る。
よく考えれば関係のない話じゃないか。
僕やカズタカのような一般生徒には全く別世界の話だ。
首を突っ込んだってどうこうできる話じゃない。
相手は人を殺してるんだぞ?
 どうやって?
『撃ち殺して』だ。
その相手は「何もできずに」死んでいる。
 何もできずに?
『サイアク』が何もできずに?
『サイアク』の『サイアク』たる所以は何だ?
それが何も・・・・考えれば妙だ。
「木本、ちょっと頼みがあるんだけど」
「・・・・何だ」
 これはひっかかっただけかもしれない。
ただの思い違いかもしれない。
「『サイアク』と『トリガーハッピー』の関係について調べてくれ」
「あん?」
「主に『サイアク』について」
「おいおい、お前、何かしようってのか?」
「分からない」
「やめとけよ。俺ん時とは違うんだぜ?数も力も全然桁違いだ。悪いことは言わない、これ以上はやめとけ」
「流石にそこらのボスらとやりあう訳じゃないよ」
「・・・・じゃあ何で・・・・はぁ、ったく」
「ごめん」
「しゃあねぇなぁ・・・・怪我してもしらねーぞ」
「ありがとう」
 結局は優しい男だ。
こいつと親しくなれてよかったと思うよ。
「さて、と」
僕は僕でちょっと調べ物を始めようか。

 ***

 ついこの間この道を『サンダーボルト』の車で通ったばかりだ。
その時は車で行ったが、今回は自転車での道のりだ。
「ふぅ」
一息ついて前方を見れば、まっすぐに高く聳え立つバベルタワー。
僕は今、そこに向かってペダルを漕いでいる。
 目的は一つだ。
あそこは罪人のデータバンクだ。
いくら学生の身であったとは言え『トリガーハッピー』や『サイアク』の能力についての情報くらいあるだろう。
問題はそれをやすやすと一学生に教えてくれる訳ないってことだ。
「こないだの女神の件でどうにかなんないかなぁ」
 一応成り行きとは言えバベルタワーを襲った張本人を追い返した形になっている。
そこらへんを上手く突けば教えてもらえないこともないとは思うんだけど・・・・

 道中は省略することにした。
大したこともなく、ただ僕が異様に疲れ果てただけなので、誰が見ても楽しくないものだろうからね。
 とりあえず中へ入ろうと正面玄関へ向かう。
「「ん、なんだてめぇかよ」」
「カイン・・・・」
当然、その前に立っていたでかい鎧に見つかってしまった。
「本当に警備員やってんだ・・・・」
何故か青いタスキをかけて、律義に玄関前を警備していた。
「「うるせぇな。で、何の用だ?」」
「いや、別にカインに用があった訳じゃないよ。ちょっと『サンダーボルト』を探しててね」
「「だったらこんな暑い中立ってねえで受付いけよ」」
「分かってるよ・・・・」
お前が止めたんだろ、とは言えなかった。

 暑苦しい鎧と別れ、すずしいホールへと入る。
けれど涼んでいる暇はない。
すぐさま受付で『サンダーボルト』を呼びだしてもらった。
「おや、高原君から会いに来るなんてめずらしいね。初めてじゃないかな」
「そうですね、お久しぶりです」
ここの制服だろうか、半袖の青いスーツを着こなし、さわやかに挨拶された。
 あまり時間を取らせても悪いので、すぐさま要件を話す。
「ほう、律正、か」
やはり暗黙の了解として成り立っているのか、『サンダーボルト』も反応を示した。
これまでのいきさつ、そして僕がここに来た理由も話した。
「なるほど、確かにここにはその両名の能力についてのファイルもあるだろう」
 問題はこっからだ。
どうやってその情報を聞き出すか、だ。
「だが、君は他人の能力を知る、ということがどういうことか分かっているかね?」
「それは・・・・」
 やはり渋るか。
だけどここで足踏みしていては間に合わない。
「能力を知る、ということはその人を知るということだ」
「・・・・はい」
「ましてここにきてファイルを見るということは、その人の心を盗み見るに等しい」
 後ろめたくないか、と聞かれれば否定はできない。
『サイアク』と『トリガーハッピー』。
片方は死に、片方は殺して生きている。
今ここで僕が『サイアク』の能力を知る行為は、墓荒らしと同義だ。
そして『トリガーハッピー』の能力を知るということは、彼の暗闇を無断で見ることに他ならない。
「理解しているつもりです」
 けれど止めるつもりはない。
僕が後ろ指を指されることで律正の平和が保たれるのであれば、それでいい。
何も善良な生徒が犠牲になることはない。
これはバイトだ。
バイト中に起こったアクシデントだ。
それを処理するのもバイトの役目だろう。
「そうか・・・・君も変わらないね。いいだろう、ついてきなさい」

 この建物の内装は基本的に白で統一されている。
またも白い廊下を、前回と同じように『サンダーボルト』の背中を追う形で、進む。
同じようにエレベーターに乗り、同じように『サンダーボルト』が操作する。
違うのは、エレベーターがゆっくりと上昇していったことだけだ。
「上層の役割が事務となっていてね」
そう一言説明してくれた。

 たどり着いたフロアは、エレベーターから出た瞬間に目の前にズラっと本棚が並んでいるようなところだった。
正確にはガラス張りの空間をはさんで、だが。
「これ、は・・・・」
「ここアウターヘブンの住民ほぼ全部の能力が集結している」
罪人善人問わずという訳か。
「でも、どうやって」
「それは企業秘密とさせてもらおう」
何故かニヤリと笑われた。

 お目当てのモノはすぐに見つかった。
というよりは見つけてもらった。
「きれいに整頓されてるんですね・・・・」
「いざという時に使えなければ、こうやって集めている意味もなかろう」
 渡された二つのファイル。
まずは『サイキック』からだ。
「拝見、します」
誰にでもなく、いや、ここにはいない『サイアク』へ向けて言う。
脇に立つ『サンダーボルト』は無言でうなずいた。

 そのファイルには能力だけが乗っている訳ではなかった。
それは文字通りその人の歴史が綴られていた。
どのようにしてあの学園に入ったのか。
それ以前も、入学以降も、それは死ぬまで語られていた。
「・・・・なるほど、ね」
その最期の瞬間の『サイアク』の在り様すらも。
「そういうこと、か・・・・」


てすてす

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    オオスミ(自宅兵士) かわいいかかわいくないかは問題じゃないんだよ。問題はパンモロできるかどうかなんだ。



    ファイム 今からヤるんだぁぁぁぁぁ!



    ことみ
    男の娘もいいね!



    暇人
    俺男の娘だから今女装してるんだ。



    ニタロ
    SRよりスナのほうが使い易い。



    くれない
    オレはファイムと精液が同じなんだ



    くれない
    ペドフィリアってかっこいいよね



    ざんちゅー
    水色パンツうひゃひゃひゃひゃwww



    カズタカ01
    痩せてるオレは可愛いんだ!



    くれない
    そのふとももがいけないんだ!そのふとももがオレを狂わすんだ!



    くれない
    パンツはいてるのは問題だろ。



    カズタカ01
    お前幻覚を聞いているんだよ。



    ファイム
    なんで暇人のカーチャンそんな素敵な声なんだ。



    ざんちゅー
    勘違いしないでほしい。俺がエロゲをやるのは愛がほしいからなんだ。



    ファイム
    最近、男の子がいいと思うんだ。



    オオスミ(自宅兵士)
    アヘ顔とか・・・
    アリだろ



    ファイム
    え、俺、童貞じゃないんだ。ごめんね。



    オオスミ(自宅兵士)
    ちょっともう少しで[同級生♂]が攻略できそうなんですよ。



    暇人
    今日から俺はアイドルだ!



    暇人
    2次元に性別の壁なんて関係ない!

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