こ
と
み
さて、やってまいりました。
皆さんお待ちかねのテスト週間。
「はーっぴーかい?」
「いえすまむ」
「おーけーれっつむーぶあうと」
そんなやりとりがいろいろなご家庭で行われていると思います。
私なんて昨日勉強しようと思ってたのに親父殿が映画借りてきちゃって。
せっかくだから見ようって思ったら12時まで見ちゃって。
もう勉強どころじゃなかった。
容疑者Xの献身面白かったです^q^
というわけで皆さん。
テストがんばってください。
勉強なんてやってねーでSAやろうぜ おとといくらいにアイマスのよさについて某暇な人から教えを受けた。
正直感想はだとさ
なんていうかドリルが横向いて顔だけこっちむけてぽうのゲームだよね。
マイコー死んじゃったよ悲しいよ。
その流れでファイムのお気に入りも聞いたけど、パツキンすきだね。やっぱ。
なんか高っちょのためにバースデーお話書いてたんだけど飽きてきた。
もうちょっとで完成するんだけど最後かけないしもういいやってなってきた。
だからなんかもう。
やってられないんだぜ!
と、いうわけで少し乗っけてみて反応見るし。
コメントがなかったら大絶賛だと見て、続きがんばって小説2冊分くらい書くし。
『アウターヘブンの大勝利』の英雄『ジョーカー』。
男だったのか女だったのかはっきりしたことはわからない。
どんな顔で、どこに住んでいて、どんな能力者だったのかも分からない。
ただひとつ分かっているのが、彼の振るう剣は必ず相手をなぎ倒す。
彼の放つ弾丸は、絶対に相手に死をもたらす。
それが能力なのかも実のところわかってはいない。
そしてコレも知られてはいないが、英雄は一人ではなかった。
戦争。
その昔、わが国アウターヘブンはその周囲八方を複数の国々に囲まれていた。
しかし国民が徐々に増え、同時に資源も足りなくなってきたアウターヘブンは隣国であるロンベルグに戦争を申し込む。
それは次々に連鎖して、ほぼ周囲の国すべてと戦争をすることになった。
わが国は勝利のため、次々に兵士を戦場へ送り込んだ。
まだ能力の使用法が確立されていない時代だ。
個々の能力よりも兵士の数が優先されていた。
しかしアウターヘブンはまだ国家としては弱小で、国民の数も他国の兵士に劣るほどだった。
だから農民であろうと、女であろうと、国家が制定した規定をクリアしたものであれば兵士として送られた。
国王ですらその規定によって、御自ら戦場へ赴いたほどだった。
努力のかいあって、その戦争はやや劣勢ではあるものの、お互いに五分五分といった形であった。
けれど現状はそうであっても、わが国はもとは小さな国だ。
持久戦でいったら必ず負けてしまう。
相手国もそれを分かっているから派手な攻撃は仕掛けてはこない。
けれどじわりじわりと攻めてくる。
国王も国のため、大きく踏み出すことができないでいた。
そんな国王のもとにある知らせが届く。
北のエルバフの領地であり、同時に戦火の真っ只中であったケイトの街を一日で占領した、という話であった。
(当時エルバフは複数いる相手国の中でも一位二位を争う強国で、兵士の質も数も圧倒的。
領地には入れないようにと、最大限に兵士を投入していたところだ。)
そしてその話には続きがあった。
「死神があらわれた」
その知らせを持ってきた将軍は言う。
「この成果は、ほぼたった一人の一般兵によってなされたことだ」
その一般兵は単身で敵の中枢地区を叩き、そして破壊。
そのまま町の中から我らが苦戦する前線地区へ、敵の背後から強襲。
敵の兵士を瞬く間に全滅させたというのだ。
「ありえない」
その場にいた誰もがつぶやいた。
その兵士は『ジョーカー』と呼ばれるようになった。
しかしその兵士のことは誰も知らないのだという。
たしかに敵を倒したのはその『ジョーカー』のおかげだというのだが、探そうと思っても絶対に見つからないのだ。
だが確実にその『ジョーカー』によって、戦争が勝利に向かっているのは誰の目からも明らかだった。
北のケイト村を落とした後は、そこから国境をぐるりと一周するように『ジョーカー』は進み、そして一周し終えるころにはわが国の領土は一回り大きくなっていた。
そしてそのころには『ジョーカー』の異常な強さは”アビリティ”によってもたらされるものではないかとささやかれるようになっていた。
兵士をただつぎ込むだけの白兵戦時代に、個々の能力を見ようといった考え方がでてきたのである。
アウターヘブンはすぐさま国内の能力者の割り出しに力をいれた。
見つかった能力者達を吟味し、適正な戦場へと送り出した。
そして戦争は終結を迎える。
アウターヘブンという小国が、周囲の国々すべてを相手にしてはじめた戦争は、『アウターヘブンの大勝利』として幕を下ろした。
と同時に猛威を振るった『ジョーカー』も、それ以降姿を現すことはなかった。
死んでしまったのか、それともどこかへ移住したのか、はたまた国内に身を潜めているのか。
戦時中のことだ。
国民の正確なデータなど残っているはずもない。
『アウターヘブンの大勝利』は英雄『ジョーカー』がいたから成せたことだ。
その事実しか歴史書には記されていない。
文献は事実。そしてこれも事実。
『ジョーカー』は常に二人で行動していた。
片方が剣を振り下ろせば、もう片方が矢を放つ。
しかし戦いが終わったとき、戦場から帰ってくるのは一人だけ。
戦地へ出向くときも一人。帰還するときも一人。
戦火の中では常に二人。
てすてす